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Eight Years



トロントはもうすぐ夏が終わりそうで、みんなが、寂しさを隠せないでいる。

トロントの人々は、カナダの厳しい冬と対象的に、キラキラで美しい夏が本当に本当に大好きで、みんな声を揃えて、夏はいい、夏はいい、言うんだけど、そんな幸せが、あと一ヶ月弱で終わっちゃうっていうのが、受け入れられない様子。

***

昨夜何を思ったか、昔のブログが気になって読みはじめてしまったんだけど、十年前の若かれし私は、本当に必死に漠然とした未来について悩んでいて、将来が不安で不安で、毎日色々なことを感じていたんだなぁって、懐かしくなってしまった。

今の自分からすれば、しょうもないような人とのぶつかりや、小さな事一つ一つに、いちいち振り回され、傷ついている私がいた。

と同時に、そんな発展途上な日々の中で、もがきながら解釈する世界、目線は、10年後の私からしたら、びっくりする程に鋭く、いい目をしてたんだなというのも分かった。

夢が何かもはっきりしていなかったのだから、あの頃のブログには何一つ、具体的理想や、ゴールなど書かれていない。

だから、今たとえば、タイムスリップして、二十二の頃の私に会いに行くことが出来たら、うん、と言ってくれるのかなぁとか、想いを馳せてしまうのだった。

***

10月8日は私のカナダ記念日。あと一ヶ月ちょっとで、海を渡って丸8年だ。

8年前の秋、スーツケース二つを両脇に、バックパック背負って、アメリカ経由で、一人トロントまでやって来て、右も左も分からないまま、新たな世界に飛び込んだのが、ついこの前のような、ずっと昔のような・・・。

英語の壁に何度もぶつかり、それでもなんとかこっちのカレッジに入って、勉学と共にバイトやフリーランスしながら経験積んで、最終的に今の会社でキャリアを積むことになった。休むことなく猪突猛進した日々だ。

過ぎた時間は実に濃く、胃を何度も痛めながら・・・、幾度も壁を超えてきたはずなのに、通り過ぎてみれば、不思議とそんな一つ一つの困難も薄れて見えたりする。

辛かったことは時間と共に記憶からかすれ、喜びは一層記憶の中で黄金色に化していく。


***

さぁ、九年目、何を仕掛けようか。

きっとこれからの成長は、これまでのそれとは違った質の、深みのある成長になるんじゃないかな。

なんとなく出来ている、というレベルから、意思を持って自分のものに出来ている、という確かなレベルへ、脱皮していきたい。

at 12:39, mina, Life in Toronto

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2014冬 振り返り〜ワーク編〜

仕事についての今年を振り返ると、中堅になったからこその迷い、そこから這い上がるための方法を模索した、そんな一年だった。
 
毎日がルーティーンになり、新鮮さを失い、自分はなんでこの会社にいるんだろう、そう考え始めた頃から、歯車が合わなくなって。
 
転職、という選択肢が毎日頭の片隅にあって、でも、会社を変えてじゃあどうしたいのか、何をすれば本当に満足できるか、が、はっきりとしてなくて、結局動けなくて。そんな毎日を半年くらい過ごしていたような。

 
あぁ、トンネル抜けたなぁ、と思えたきっかけは、「これができたらもっと認めてもらえるかなぁ。すごいって言ってもらえるかなぁ。」と思いながら仕事をしていた視点から、「これやってみたかったし、やろう」と思えるようになったとき。
同じ仕事を頼まれても、「後輩や他の人にはできないきめ細やかさで、デティールの高さで仕上げよう」そう思えたとき。
 
その視点が降りてきた日から、もう学び部分は完了した、と思えた職場に、まだここに学べることはある、と思えるようになって、それがモチベーションになり、だいぶ気持ちが楽になったわけで。

 
それから、ぐんぐん力を上げてくる後輩くんたちを横目に、嫉妬や焦りより、素直に「すごいじゃん!」と言ってしまおうと、自分が苦手なことやおっちょこちょいな部分は「てへへ、ごめーん!」って笑って割り切っちゃおうと思った日から、彼らとの距離も縮まって、職場がまた居心地が良くなりだしたのだった。

24、5の子達と仕事してると、エクスプローラ時代の自分みたいで、「トミーさんや涼子さんはどんな気持ちでワタシを見てくれていたんだろう」とふと思ったりする。そしてワタシも、涼子さんみたいに鋭く、トミーさんみたいに優しい安心感を醸し出し、なぐさんみたいにどこまでも朗らかなプロに、なっていきたい、とまた思うのだった。
時間の使い方、ホウレンソウの大切さ(ちゃんとマニュアルで教えてもらったわけじゃないけど自然に。)、コミュニケーション能力など。…人生で最終的に一番大事なこと。二十代前半のあの頃、自分を育ててくれた人たちに、感謝してもしきれない。

 
最後に、今年のテーマな、女性の働き方。ワタシの中で永遠のテーマだけど。
夫によく「ユーはフェミニストだ」と言われるように、女性の権利やキャリアについていつも興味があって、難しいけれど、自分でも将来、ワーキングママとして輝き続けられるよう、準備できる部分はしていきたい。
うだうだと悩んでいた一年が過ぎ、来年はまた一つ、大規模なプロジェクトが始まろうとしているので、面白がりながら、同僚や他者に気を使いすぎず、いい意味で少し自分勝手に「やりたいからやっちゃおう」精神で、失敗を恐れず、働き続けられたらいいなぁと。


 

at 06:10, mina, Life in Toronto

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2014冬 振り返り〜ライフ編〜

今年も残すところあと一ヶ月ちょっと。
今年はまたアップダウンの激しい一年だったけれど、周りに支えられながら、自分の中で、ここ4、5年に渡ってこだわり続けてきた目標を達成することが出来て、こうは言ってしまいたくないけれど、最高の一年だった。

四月には、五年半付き合った相手と結婚し、ハワイで挙式を挙げ、五月には念願の家を購入し、七月からその新たな場所で暮らしをスタートさせた。

遊牧民のように、これまでいろいろな街、住まいを転々としてきたワタシにとって、家を買うということは、ひとつの場所に根を張り、留まることを意味するわけで、正直どんな気持ちになるのか、自分でも予想がつかない感じだったわけで。

でも実際に引越してみて、近所の公園やお店を少しづつ知っていったり、家の中を飾ったり、自分たちが心地よくなるように、色々な工夫をしてみたりするなかで、これまで感じたことのない、静かな、でも確かな、にじみ出るような幸せがそこにあることに気付いて、時折感慨にふけってしまうのだった。

水彩画のような、ソフトでカラフルな、色々な色が溶け込んでさらにまた面白い色を生み出すような、そんな幸せ。伝わりづらいだろうけど(笑)ほんとにそんな感じなのです。

そして、暮らしが変わったことでガラリと変わった感覚の一つは、これまで我武者羅にやっていたときには忘れていた、本来の自分から来る、シンプルな、創りたい、という気持ち。
家というキャンバスは、心を注ぐとそれに答えて、さらに心地よくなって、自分たちを優しくしてくれる。そのことをこれまで知らなかった。
きっかけが欲しかったのかもしれない。丁寧に生きる、きっかけ。
好きなものに囲まれて暮らす、それをしてもいいんだよ、家は帰って寝るだけの場所でなく、こころを豊かにする場所でもあるんだよ、そういう、意識をがらっと変えるきっかけが。

クリスマス近い我が家には、人生初めて買った本格ツリー(2メートル以上)が立ち、家のデコレーションも少しずつクリスマスにしていきたい今日この頃。
自分がゲストになった気分で、毎日家に帰るのが楽しみで仕方なくなる、そんな家に育てていきたい。


↑まだオーナメントが入りきってないけど。



 

at 05:59, mina, Life in Toronto

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すごい、新年明けたばかりなのに二度目の投稿!

そういえば年末のこと。
すごい久しぶりにミュージカルを観に行った。

由緒正しき、レ・ミゼラブル。
50周年記念だそうで、ここトロントでの公演の質の高さが認められて、三月から主要なキャストそのままで、ニューヨークのブロードウェイでの公演が(最近になって)決まったらしい。

なんとなく聞いたことはあったけど、ちゃんと観るのはこれが初めて。


見終わって。

あぁぁやってしまった。
タンスの奥に隠していた、鍵のかかったジュエリーボックス。
開いてしまったぁー・・・。

見に行けて本当によかったー と思う気持ちと、
あぁ封印しとくべきだったー と思う、
ビタースイートな気持ち。。


そういえば。

人生で初めてミュージカルを観たのは、小学低学年くらいだったかなー
高知に珍しくやってきたミュージカル「レント」。
一個一個ディテールは覚えていないけれど、
その時受けた衝撃は今でも確実に覚えている。

(こんな世界があったんだ!) と、
照明に照らされた舞台を見つめながら、まさに釘付けになっている自分を、
すごく覚えている。

たぶんその瞬間が私の「パフォーマンス人生」、
いや、「パフォーマンス好゛き人生」の始まりだったはず。


巡りにめぐって、今私は、違う形のものづくりに関わっているけれど、
あのミュージカルの日から、今日まで、
やはり「舞台」というものへの根拠無き情熱というのは、ずーっとここに続いているんだな、と、
レミゼを観終えた自分を客観的に見て、改めて思った。

***

そんな出来事から、
(超思考型のワタシは・・・ 笑”)
今の自分の立ち位置、
そして、
なぜ自分の中にはこのビタースイートな想いが今も残っているのか、分析し始めてしまうのだった。



そうして見えてきた発見の一つ。

ワタシが求め続けてきたのは、

つまりは、
「一流になる」という事、一つだったんじゃないか。

分野は特になんでも良かったのかも。
ただ、「創作」「表現」ということが自分には一番肌に合っていただけで。

毎回プロの舞台やミュージカルを見た後、
感動の他に、何かモヤモヤするものを覚えてしまうのは、
なぜだか、正直、自分がちっぽけに思えるから。
自分の凡人さに失望してしまう。。。


と、こんなこと公の場で書いたら、
贅沢だ、君の人生なんて順風満帆じゃないか!
と言われてしまうだろうけれど・・・
そう言われて当然な程に、ワタシは周りに恵まれてきたのだから・・・

けれどあえて書きたい。
書き止めておきたいこの気持ち。w
自分へのメモとして。

だってこれが正直な感想。

今の全てにワタシは満足していないぞ。
自分にはもっと出来るんじゃないか、って疑ってるぞ。
と。

もちろんその満足してない、と思える部分は、
自分の中でのことで、
「ナカムラミナコ」というプロフェッショナル人生の自己満の泉の話で、
それを満たすために、つねに前進し続けることで、
ワタシはワタシらしく輝き続けれるのではないかと、
そう思っただけ。

「ナカムラミナコ」のもっとぽかぽかした部分、
つまり、家族との絆とか、HOMEと呼べる場所とか、
それは、もう、不満言えないくらい恵まれてるので。
時には言い争いも、ひっどーい!ってことも言い合ったりするけど、
それは正直な怒りを表現できる相手だからこそなわけだし、
アホすぎることで小学生のようにお腹抱えて笑い合えるヒトと、
出会えたことだけで、
感謝している。


ただ、これから例えば、たとえば!家族が増えたり・・、
今のシングル万歳ライフから卒業しても・・・、
「いつか何かの道で”一流”になりたい。なるぞ。」というワタシはキープしていきたい。
何の一流なのか、それすらも、自信100%には言えないけれど。今は。

ま、おそらくは、
デザイナー道進み続ける中で、何か見えてくるのかもしれない。
もしくは、全然違うことでまた別に夢中になれることが見つかるのかもしれない。

探し続けよう。
追求し続ける、頑固で諦め嫌いなワタシを、受け入れよう。・・・たい。


そんなこと思っただけ。
ちょっとした、宣誓に近いなにか。


***

あぁ。
Anyway, こんな深いところまで影響及ぼしてくれちゃった 笑
かっこいいぞぉ〜John Valjean(←レミゼ主役)、
ありがとう。

ある意味、これまた、成るべきように成ってたタイミングで、
このミュージカル観ることになっていたのかもしれない。
がんばれ〜じぶん♪



 

at 08:22, mina, Life in Toronto

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2014 新年明けましておめでとうございます

今年の年末年始は、4年ぶり?のカナダで過ごす年末年始だった。
日本には来週から10日間ほど帰る。
いつもなら日本で年越しするところをなぜ今年はしなかったかというと、
1月に大切な友人の結婚式が地元高知である、というのが主な理由。
 
新妻の彼女とは、実はトロントで知り合った。
彼女と旦那さんもトロントで知り合った。
そして、ワタシ、彼女、旦那さん、三人とも高知出身だった。
という素敵な流れ。
去年籍を入れた後、でもやっぱり結婚式は日本で先に挙げたい、
という古き良き日本人の心を持つお二人が、
この度高知で披露宴をするというので、
そりゃあ出席しないわけにはいかないでしょう!という思いで、
1月中旬帰国となりましたとさ。

付き合い始める前、「結婚なんて、ないない。」と二人とも言っていた。笑
でも、出会っちゃったんだろうねー 
びびびっと。
結局、運命とは、本人の意思とは違うところで、動いていて、
人にやさしく、丁寧に生きている二人は、幸せになって当然で、
(英語で言ってみるなら、「They deserve every bit of happiness.」という感じで)
結婚願望なんてまるで無かった二人だけど、
神様はうまいことしおるなぁー っていう。
 
二人を見ていて、ほんとにパズルみたいに上手くかみ合う二人だと思う。
キャリア面ではバリバリ突き進んでいるだろうけど、
プライベートでは、結構ぽえ〜っとしてそうな彼と、
キャリアでも、プライベートでも、
ほんとにしっかり者でお世話上手なお姉さん、な彼女。
たまに彼女にひっぱたかれながらも嬉しそうな彼・・・。

これからも末永く二人お幸せに。
結婚式、楽しみにしてるからねー。 って、こんなところでラブレター。

 
***


さて、話変わって、年末年始を久々にカナダで過ごしてみて −

 
クリスマス前後の盛り上がりがやけに楽しい。

カナダではクリスマスは家族のイベント(日本でいうお正月)なので、
一人で暮らして、家族と呼べる存在もいなければ、
きっと寂しい寂しい思いをしていただろうけど・・・
幸い、相方さんと、相方さんの家族が居てくれて、
ワタシを家族の一員として見てくれるから、
クリスマスはそんな家族の温かさを実感して、ありがたいなぁ、と何度も思った。

そして、大晦日、元旦はー
なんか正直、日本恋しかったなー。
こっちの31、1は、軽いイベントでしかないし、
お正月!っていう感じはあまり感じられず。
自分で作り出すものかもしれないけれど。

来年はやっぱり日本で年越ししたいなぁーと思った。
相方さんも、そろそろ日本に連れて行ってあげないと。

はぁー そんな2014年の幕開けです。
今年の目標はー
今自分にあるものを大切に育てながら、
波が来たらそれにうまく乗れるよう準備しながら、淡々と日々をがんばる。
心のカメラをもう一度開いて、シャッターをもっと頻繁に切れるような日々を目指したい。
と、大変メタフォリックです。

今年の冬は本当に寒い。たぶん、2007年の冬以来、こんなに寒く感じるの。
春が、夏が、待ち遠しいー!


 

at 01:52, mina, Life in Toronto

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ほしいものはおだやかな暮らし。

ここまでの人生で後悔していることはありますか?

うーーーーーん、特にないですっ。
反省したことはたくさんあるけど、後悔してることはないっ。


そう思えることに、有り難うございます。


二十代最後の週末がやってきた。
月曜日になったら、公式に、「2○」と書けなくなるのだ。
ここ一ヶ月くらい、その事実に対して、そわそわしながら思いを巡らせている。

きっと、先輩方からすれば、長い人生の中の小さな小さな通過点に過ぎんよ、と言われるだろうけれど、
私の中で、たしかに、そわそわしてしまうのは、
それだけ、私自身、二十代後半というものを意識し、
三十になる前に、という気持ちがあったからだろうと思う。

「人の人生で、25〜30才の5年間っていうのがすごく大事なのだ。
 その5年間に、一番時間と意識を傾けた事が、結局その後にも繋がって行く。
 その5年でやったことが、結局その後の人生になっていく。」

どんな根拠でこんなこと言う人がいうのか知らないけれど、
学生の頃、誰かが教えてくれたこんなフレーズが、
とにかく海外に飛び出すいいわけを探していた私には、とても響いて、
24のうちにカナダへ行くんだ!と、心に決めていた。

そしてこっちへ来てからは、何か形を残したい一心で、
突っ走っていた。


二十代が終わろうとしている今、
改めて、周りからの視線が変わり、
よく言えば「一人前の大人」として見てもらえ、
悪く言えば、失敗を簡単に「あ、すいませんでした。」で済ましてもらえない年齢になっているのかもしれない。

同級生の生き方には幅が出て、
もうすでにお母さんな人もいれば、仕事一筋な人、遊び一筋な人、
やさしく生きる人、つんつん生きる人、
恵まれている人、そうじゃない人、たくさんな形が広がっている。

そんな周りから刺激を受けながら、
私も私なりに、それなりに一生懸命やっている。
そして、私は恵まれている、と改めて思う。

好きな仕事をし、あたたかいご飯と、ぬくぬくお布団(・・・あれ、違うっけ?笑)があり、
そして、ひとりじゃないから。

人間いくらお金があっても、豪華な生き方ができても、
ひとりじゃ生きていけないよね。
私はいけない。

だから、今こうやって、
あたたかいパートナーと一緒に、日々を重ねて、
おだやかに暮らしているのが、結局は一番幸せで、
私が私でいられることが幸せで、感謝なわけです。


(なんか、オチのつけようが無くなってきた・・・ 笑)

とにかく、
突っ走った二十代、楽しかったー。っていうわけで。
ちょっと寂しいような気もするけど、
また、三十代の夢に向かって、邁進したい。
学生の頃先輩方が、「いやでも心は二十歳のまま。」なんていうのを聞いて、
全然ぴんとこなかったけど・・・
ほんとっ!笑

気分は23、4で変わってないっ!

実際、たぶん、自分の親、兄達からは相変わらず、そんな感じで見られてると思う。笑
こっちじゃ、いまだに、酒屋さんでID出して、言われるし。(やったー! と言わざるを得ない、お年頃になっちゃった。)


さてそんなわけで、
来週末は、トロントで知り合ったお友達、会社の同僚の仲良しさんに集まってもらって、
バースデーディナーの予定。楽しみ。有り難い。


しみじみだなー。


学生の頃よく聞いていたこの曲。
やっぱり私にはそういうことなんだ、と思った。

ほしいものはおだやかな暮らし。



at 06:59, mina, -

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つぼみに色が付きはじめた季節に。

なんだかここ1、2ヶ月、色々とこんがらがって"いるように思えた"気持ちが、するするっと解けていく感じがした、今日この頃。

状況は昨日と何も変わっていないのだけど・・・はっと、あぁまた自分で自分を隅っこへ押しやっていたのかもしれないなぁ、と思えたのでした。

自分に優しくできないと、人にも優しくできないんだよなぁわたし。。

今朝は長かった冬の終わりを告げるように、12、3℃まで気温があがって、空はどんよりしていたけど、なんだか、寒さで数ヶ月縮こまっていた肩が、ふにゃ〜っと緩む感じがして、幸せ感じてしまった。

朝は歯磨きをしながら、はぁもうすぐ家賃値上げになるし(毎年一回必ずやってくる)、このボロアパートにもそろそろ飽きてきたなぁ、と思いつつ、
同時に、
もうすぐ一緒に住み始めて3年になる相方さんとは、お互いたまにムカつきあいながらも、なんだかんだ、穏やかに暮らせているわけで、有り難いなぁと思ったり。

2人で力を合わせて、この3年必死だったけれど、今だから抱ける、二人だから抱ける夢が今はあるわけで、
ひとりだったら、きっと、身軽に出来た事もあっただろうけど、それらとは違う喜びや、豊かさを今は追いかけてるわけで、不満いっちゃあ罰が当たるよ、っていう話なわけで。

昨夜は、我が家のワンコの寝ている姿を後ろからにやにやしながら見つめていて、
あぁーこのひと(犬)のせいでうちら旅行にもいけたもんじゃないけど、
うーむ、なんでこんなに可愛いんでしょう、、、と思わずにいれなかったりした。


焦らない。
押し込まない。

誰も気にしちゃいないんだから。


何にしても、不必要に、ネガティブなイマジネーションを働かせて(「万が一こうなったら、ああなったら・・」と)ストレスにしてしまうわたしに、
どうでもいい的な顔しつつ、ぽろっと、「ま、そうなった時は、こうすればいいだけのことだし。」と、
言ってくれるアナタがいて、私は生かされていますよ。って本人には言わないけどねー。 テへへ


***

ほんとに他愛ないことだけど、書き留めておきたかったヒトリゴト。
三十路まであと2ヶ月弱。何歳になっても成長しないなー自分。ハハ





at 05:42, mina, -

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2012まとめ

はて、2012年、もしかしてもう終わっちゃった系・・・? 
というわけで、(もう)去年は、どうやら一度も書かなかったらしい。笑"

不精なあたしだけれど、明けまして〜の更新する前に、やっぱり、この内容濃すぎた2012年を、(将来振り返れるようにも)書き残したい・・・。
一年一年、時間の過ぎるスピードって速くなっていくように感じる。
その瞬間その瞬間、速すぎて書き留めれない自分、本当に反省。
後悔後に立たず、なんだけど。やっぱり2012年書き留めておきたい。
せめて自分が何を達成(やった)かだけは。自分への記録として。

***

2012年2月:
大人に入って一番辛かったんじゃないか、というくらい結構深刻な風邪を引いた。(たぶんあれはインフルだったな・・・たぶん。笑")
海外生活に欠かせない、日本のお薬を、買える機会あったのに買い怠った自分。
風邪くらい大丈夫・・・と過信した自分。
それをすごく痛感、反省した。
そして、すぐ傍に、無償の愛状態で看病してくれる存在がいたことに、改めて感謝してもしきれない気持ちを思い出した。

結果的に、2週間にわたって風邪の諸症状を経験、その後、現地の薬の副作用から全身に湿疹を起こしてしまう、という自体・・・。
病院とクリニックを、向こう行って5年目にして、一番利用した冬になった。

健康が一番だと本当に思った。
ちゃんとした生活しようって。
それから、具合悪いと思ったら、大丈夫大丈夫と過信するんじゃなく、すぐお医者さんに診てもらおうって学んだ。


3月
2月の大風邪を経て、自分の周りの人への依存度を痛感。将来もし、相方さんがこんな風に寝込んだり、運転できない状態になったら、私は病院にも連れて行ってあげられない。そう思ったら、運転免許取ろう、って急に気合が入る。
今すぐに車が、とかじゃなくても、車を自分で乗れるスキルを、海外居るからこそ身に着けておかなくちゃと。
そんなわけで、3月末から一念発起でドライビングスクールへ。
会社通いしながらのレッスン、授業は正直忙しかったけれど、計20時間の筆記授業と、トータル15時間の路上練習を経て、7月中旬に無事免許が取れました、とさ。
その後は、出来る限り毎週末、2時間は運転する機会を設けるように努めています。

ベテランドライバーには、まだまだ怖いと言われる運転だけど、そこらの70くらいのおばあちゃんよりは、安全運転してると思う。笑
これは2013も引き続きがんばりたい。


6月
仕事のターニングポイントその一。
ちょうど今の会社入って一年くらいの時期で、うーん、ちょっと見失いかけていた。
長い話を簡単に言うと、もっと面白いことやらせてくれーい、っと。
変な自信ばっかあって申し訳ないのは山々だったけど、このままその時毎日やっていた業務を続けていくっていうのは正直はがゆい思いだったし、毎日何かを学んでいたい自分にとって、学びの部分が極端に少なくなっている気がしていた。
で、悩んで、同じ業界にいる経験者に相談した結果、一か八かで上司に口を開いてみる。

そしたら、案ずるより産むが易し。「そりゃあそうだよねー。笑"」的に、気持ちを分かってもらえた。
上司が実際にアクションを起こしてくれるのかどうかは、話をしたその時は関係なかった。
何を伝えたいんだろう、と、ちゃんと目と目を見て話す時間をとってくれた上司が、しっかり最後まで私の思っていたことを聞いてくれた上司が、あぁやっぱこの人尊敬だなぁ、素敵な上司に出会えてほんと感謝だなぁ、と思った。
Lead by an exampleという言葉を、この時、本当の意味で見せてもらった感じ。

分かってもらえないんなら、最悪会社移ってやる、と傲慢になっていたあたしでしたが(笑")「こんないい会社そうそう無いな・・・。」と思い知らされる。


7月
上の流れを経て、本当だったら絶対関わらせてもらえないはずだった、とあるプロジェクトに参加させて頂くことに・・・。
レの付く車メーカーのサイトリニューアル。w 
先輩デザイナーに混ざり、イニシャルデザインの考案から参加させてもらえる、という、夢のような経験を・・・。

一回一回、自分の創ったものを見せる度、心臓がドキドキ。
でもここはカナダ、自信の無い者は勝ち抜けない!・・・内心、はおいといて、ヘイキよ〜な顔を装って、何度も緊張のプレゼンを。
でもこの経験を経て、短い期間の中で、すごく鍛えられた気がする。

うわぁ、創る仕事って、やっぱ面白い・・・と何度も思った。
自信がなければ、自信が生まれるまで見つめ続ける。それが私のスタンス。
時には見続けすぎて、見えなくなることもあるけど、そういう瞬間をどうやってクリアしていくのかを、一緒に制作している先輩から学ばせてもらっている(現在進行形)な気がする。


8月末
今の会社入って初の、ほぼ自己ディレクトによる、リードデザインのお仕事が・・・。(カタカナ連呼で伝わりにくいかも、だけど、要するに、先輩、上司の入らない、自分がほぼ主でデザインをする、機会を頂いた、というお話。)
たぶん走りすぎて、ちょっと走りすぎた。笑
ちょっと自分アートっぽくなってしまったかもしれない。本当はお客さんの要望をビジュアル化するのが、うちらの仕事なのに。笑
でも、結果的にはそんなに悪くなかったかも。
お世辞なのかも、と思うけど、社内、社外のフィードバック、はそんなに駄目じゃなかったので。
(ちなみに、そのプロジェクト、諸事情でまだアップされていない・・・。一日も早く、ウェブに載った、初の自分デザイン、ちょっとすごい、楽しみだったり。)


9月
永住権を申請する・・・!
スキルドワーカーとして、個人移民するために、書類やなんや揃えるの、やっぱり時間かかったなぁ・・・。
でも、これまた良い人との出会いがあったり、母の応援があったりで、他の人から比べたら全然スムーズに楽に、申請まで漕ぎ着けられたんじゃないかなぁと、今思う。

「なんで永住したいの?」と聞かれることがある。ごもっともな質問。
答えは、もちろん一つじゃないけれど・・・肌に合ってる、ていうのが大きいかもしれない。
ホームシックになったり、日本にいる仲間の楽しそうな生活をうらやましく思ったり、もちろんするけれど、
あたしはやっぱりトロントが好きで、ふとした瞬間に、風景に感動したり、かわいいお家にため息ついたり、カナディアンな同僚や上司との会話に心地よさを感じたりするわけで、そういう些細なことが、トロントを離れたくない動機なのかもしれない。

「見つけてしまった」というか・・・。

「一生カナダに居るの?」と聞かれると、正直分からないし、逆にびくっとしてしまうけど、先のこと考えすぎると、とにかく穴にはまり込んでしまう性格だし・・・、のめり込むと猪突猛進してしまう性分なので・・・。
答えになってないけれど、要するに、今のところはまだしばらく居るつもりです、ということ。
まだやり切れていないことが、カナダにはたくさん残っていて、今何の気無しに帰国してしまったら、絶対にカナダを恋しくなってしまうばかりだと、分かっているので・・・。

そんな感じ。先延ばしにしちゃあいけないのかもしれないけど、今すぐに「100%帰る・残る」はどうしても決められない。

本題に戻るけど、永住権を申請したことは、そんな曖昧且つ頑固な私にとって、気が済むまでやってみるためのチケットを申請したのと同じなわけです。


12月その一
衝撃の、直属の先輩兼上司から「辞めます」宣言。
ここ一年一番お世話になってきた直属の先輩兼上司が、突如辞めることに・・・。発表を受けた直後は、結構深くショックを受けてしまって、どうしようかと思った・・・。
これまで頼ってきた大きな柱が無くなる不安。プロジェクトに関しても、今携わっているかなり大規模な仕事の真っ最中だし、「えー!今辞めるのー!?」っていう驚きが・・・。
だけど、数日考えて思った。会社っていうのはみんなステップにしていつか飛び出していくものだし(特にカナダでは)彼の中では、もうずっと前から考えていたことなのかもしれない、って。
下の者からしたらビックリだけど、本人の中では、しっかりじっくり考えた上での決意だったのかもなぁ、って。

人生何が起きても「Things happen for a reason. 」なので。
神様がどんな理由でいろんな事件を起こしていたとしても、その一つ一つのイベントには必ず理由があって、後で振り返れば、あぁそういうことだったのか、と思えるものなんだろう、と。

変な話、家族や身近な人を何らかの理由で失った方たちから比べたら、こんなことはショックのうちに入っちゃいけない。
先輩の卒業をチャンスに、これまでなら「一人じゃ無理」と思っていた仕事も、ぐっとこらえてやりのけていきたいものです。


12月その二
大切な人から大切なものを頂く。(こんなところで発表して、個人的にお知らせできなかった方には申し訳ないです・・・。)
二十代最後の一年に入った去年、三十に突入する今年、な私ですが、今年中には結婚、ということになりそうです。
優柔不断、身勝手、マイペースな私としては、結婚って、なんか、大きすぎるものだった気がする。そうそう簡単には・・・というか。

でも、四年という月日を経て、今まだ、出会ったときと、それ以上に、この人と居ると心地いいなぁ、と思えるから。
きっと、やっていけるんじゃないかなぁ、やっていけたらいいなぁ、と思う。
100%の自信など、一生持てないけど、ぶつかったり、くっついたりしながら、これからも、これまで通りやっていけるといいなと思います。
ロマンチックとはほど遠いタイプの人ですが、私を私のままで受け止めてくれる人。頑張らなくていい人。それが私にとって一番心地よい理由で、それが、彼が私のホームなんだな、と思える理由なんですね。
天国のおじいちゃん達に聞いたら、微笑んでいるように想えるし。「それでいい。やってみなさい。」と。

***

それがあたしの2012年。

書きだしてみると、なんかすっきり。
本当に、あっ!と空見上げてるうちに終わっちゃったような一年だけど、やっぱりちゃんと、ステップは踏めていたはず。

周りと家族への感謝、謙虚さ、を毎日心に置き、2013年も頑張ろう。

at 10:04, mina, Life in Toronto

comments(4), -, pookmark

2011年の年の瀬に〜書いてみよう。

今年も残す所・・・と数えたくなる季節ですね。
今年は本当にブログをさぼりまくって、前回が7月という、大失態。
書きたいことは山ほどあるのに、ゆっくりじっくりパソコンに向き合って書く、ということを、知らず知らず遠ざけてしまっていました。

トロント生活丸4年を終えた今年は、色々な意味で、心の成長があったような気がします。
いや、正しくはもがきか。
今年一年で達成出来たこと、決して少なくは無いし、不満も心残りも無いのだけど(本当に有り難いことに)、秋頃からか、何か理解しがたい想いがぐるぐるして、眠れてはいるけど眠れていないような、妙な洞窟みたいなのに、陥ってる感じがしてました。

その悩みというか穴っぽこは、これまでには味わった事のないような感覚。答えの出にくいもの。
色々含んだものを超簡単に言うと、まぁ、ホームシックだと、自分で思います。
トロントでの毎日がどんどん透明になっていって、これまでだったら「わぁ!」って感動していたものが、どんどん慣れと化してしまった。
仕事も私生活も、良い人たちに恵まれ、不満なんて無いのに。日本に帰りたいと感じてしまう。
それでも、自分は本当はトロントが大好きで、これからもここで暮らして行きたいって分かっている。

うん、だからやっぱり、そういうのがまさに、ホームシックなんだと思います。

その感覚が、これまでの私の人生からは大幅に欠けていて…だから今、この気持ちをどう溶かしていけばいいかがよく分からないという。

だけど。
一方で、ホームシックを感じれるようになった自分も、少し認めてあげたいと思う自分がいます。
というのは、5年前だったらこれっぽっちも気にしてなかった、大事なこと、を、今は心底大事だと思えるし、だからこそ、年に一回はこれからも必ず日本に帰りたいと思う。
それは家族であり、友達であり。

今になって思い返してみれば、前ばっかり見てずんずん進んでいた時は、後ろから「頑張れ!」ってエールを送ってくれてる人、見送ってくれた人のこと、本当の意味で、想えてなかったのかもしれない。
前に進むことにいっぱいいっぱいで。

でも今は、誰かが空港まで送ってくれて「いってらっしゃい」て言われると、笑顔で返してはいるものの、姿見えなくなった所で、ちょっと涙ぐんでしまうような自分がいたりする。(年取ったのかなぁ… なんつって。笑)
送ってくれる優しさが身に沁みて、次会えるまでの日々がすごく長く感じて。

私はこの4年で、強くなったけど弱くもなったな、と思う。

まぁそれでいい、って思っているのだけど結局は。
ただ、少しは痛みとか感じるようになったっていうだけで。
アドレナリンが効いているときは、疲れも痛みも感じない。でも確かに身体は疲れているし、多少なりとも無理してるんだろうから。

小さい頃、朝のテレビで、極北の小さな街に嫁いだ女の人に手紙を届ける、っていう15分のコーナーを見た。
日本人なんて彼女以外誰一人居ないだろう、という環境の中で、それでもその人の笑顔は、とてつもなく輝いていて、たくましく、なぜか分からないけど、ぞわぞわっと、トリハダを感じたのを今も覚えている。

シンプルなことをシンプルに愛せる、そういう人に、やっぱりなりたい。
結局それが、私自身の究極のゴールなのかもしれない、と思った今年でした。

2011年は、地震もきっかけになって、日本を"想った”一年で。
上手く行っている表面上とは裏腹に、個人的には、気持ち的に少し後退してしまったような気がします。
いや、立ち止まった、に近いか。
でも、カナダへ来てから一番繰り返した言葉「Things happen for a reason.」のように、そういうステージに来た今年にも、たくさんの意味があったと思います。

さて、来年の目標としては、"がむしゃら”にではなく、"じっくり”、"選んで”。
そして、"楽しむ”。
すっかり止めていた旅にも出たい。
”今だから”出来る旅の形で。

なんだか取り留めのない作文になってしまいましたが。
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」っていう。笑 (糸井重里は偉大だ。時代を超えるな、このキャッチコピー。)


さーて、来週には一時帰国ですよ! わーい
トロントで知り合った高知県人の仲間も、高知で集結の予定!
東京にも行くのだー! わーいわーい

心の温泉につかりにいこう〜♪ 


at 02:00, mina, Life in Toronto

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2011 夏なう。

 本当に時が過ぎるのは早すぎる…。

もうすぐ8月だってさ。今年もとっくに半ばを通りすぎたのですね…。
長い事ブログ書いていなかった間に色々起きすぎて、何からどう書いていいか分からないのだけど。


この春から夏にかけて一番大きかったのは・・・転職です。
え?っと思う人もいるかもしれないけれど、3月から始めた会社を6月に辞めて新しい会社に移りましたー。

理由は様々。
最終的に一ヶ月間悩みに悩んで決めたのだけど、その間、プラスとマイナス、書き出して考えたり。Pros & Consの方法。

二つの会社の利点と欠点、リストにしてみたら、今の(新しい)会社の方がずっと、利点が多くて、欠点が少なかったから。
心の中では、前の会社の人達とのフレンドシップとか、辞めるなんて申し訳ないっていう気持ち、ずーーーっしり、感じていたけれど…、Pros & Cons書き出してみたら、どこからどう考えても、後悔する理由が無い、見つからない、って思えた。

会社を変えたいと思った一番の理由は、仕事の内容、肩書きを変えたかったから。

過去2年間、エンジニアの仕事を中心にしてきたのだけど、いつも心のどこかで「創る(デザインする)」ことへの想いがあったところに、今の会社がデザイナーを募集していることを知って、「今やらずにいつやる?」っていう想いが強くなった。

エンジニアとデザイナー。両方あってのウェブ(の世界)。
なのだけど、これまで両方にしがみついて、デザインの方に行ききれなかったのは(器用貧乏とも言う)、最終的に、自分のデザインに自信が無かったからだと思う。
デザイナーの仕事は、サイトに来る人たちが一番に見て取れるもの。良いか悪いか一瞬で判断されてしまう。
だからこそ競争激しいし、責任も重い。
周りからの指摘とか、評価とかもバシバシ来るし。

でも、前の会社でエンジニアをしているとき、やっぱりどっかで、デザイナーの人達にジェラシーを感じている自分に気づいて、この先もずっと、この「デザインをやりたい」というガンみたいな思いを抱えてやっていくのは嫌だな、と思った。

激動の勢いで会社を変えてみて・・・・幸せ。今。
もちろん、「も〜なんで〜!」ってことはどこでどの仕事していてもあるけれど、全体を通して、楽しい。
デザイナーとして扱ってもらえることが、素直に、嬉しい。
サイトの顔を作る仕事に、良い意味での責任感を感じるし、「やっぱりこれなんだ」という気がする。
エンジニアとしての技術は、これからも時々ブラッシュアップしながら保っていきたいけれど、5年後、10年後一番やっていたいのは、デザイン、クリエイティブの方なんだと思う。

**

それから、4月末でついに学校を卒業した。
二度と戻りたくない2年間…。 笑
こんなに机に向かったのは、きっと、大学受験以来だと。
仕事と勉強の両立もキツかった…。「週末」と呼べる時間、2年間ほとんどなかったし。
でも、やりきったかい、あった。
留学生というハンデはありながらも、Honours 付きでディプロマ、取れました。(ぱちぱち)

学校に通っていた間、良い仲間、先生との出会いもあって、
そういうつながりが、この街でこれからもやっていく上で、すごく助けになるし、励ましになる。

**

日本が恋しい気持ちは、いつもあって。
東京に戻って仕事して、たくさんの仲間と飲みに行ったり、遊んだりできたらどんなに楽しいだろう、といつもいつも思う。
トロントが、どんどん日本から遠い場所に感じるようになってる。
それは自分が変わってきているだけで、日本に居る家族や友達はきっと同じで、私自身の気の持ち用、と思うのだけど、
日本に残して来た「魂」が、今になって、たまにチクチク、自分をつっついている。

っとこんな弱音を吐きながらも、知っている。
ここで好きなことを好きなだけやれる、という、とてもシンプルな、シンプルな事実が、どれだけどれだけ有り難いものか。
そして、どれだけ自分にとってかけがえのないものか。

**

トロントはようやく夏、本格化して、二階にある私のアパートは溶けそうに暑いけれど、長い冬があるトロントでは、みんな、暑さをポジティブに楽しんでいて、そういうのやっぱいいな、と毎年思う。(ま、暑さのレベルが日本とは違うか。)

「学校卒業したら」「夏になったら」行こう、と思っていた自動車教習も行かなければいけないのだけど、もうちっと、だらだらしたい。
がむしゃらにやっていたこの2年の、反動が、今来ている気がします…。w
仕事から帰宅するとなーんにもしたくない。ただ、のんびりできる時間が、幸せで…。

もう少し休憩したら、また次なるゴールを設定して、頑張りたい。

という、そんな日々です。

at 23:23, mina, Life in Toronto

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